ツチトイブキ

ワインの小話

ワインペアリング検証会 ①

先日スタッフ皆で集まり、ワイン検証会なるものを実施いたしました♪

場所は系列店のトランク食堂小禄店にて開催しました!当日は桜がテーブルに置いてあり、とても綺麗でした♪

 

 

検証会のテーマは、

「ツチトイブキのメニューに合うワインは果たしてどんなワインなのか!?」

実際にお料理とワインをペアリングし、皆で意見交換会を実施しました。

 

実際にお店でサービスしていると、本当によくお客様に言われます。
「〇〇に合うワインください」

一般的なソムリエの知識でペアリングしたとしても、実際に合わせてみると違ったというものも多々あります。ですので、新しい提案をするためにも企画してみました♪

 

 

合わせた食事は3品、それに7種類のワインを合わせてみました!
合わせるワインは下記です。

 

白・スパークリング ⇒フリザン・ビアンコ

(イタリア >エミリア・ロマーニャ州 / スペルゴラ、ソーヴィニヨンブラン)

ロゼ・スパークリング⇒フックス&ハーゼ・ペット・ナット・ロゼ

(オーストリア>ニーダ・エスタライヒ州 / ツヴァイゲルト、カベルネソーヴィニヨン)

すっきり系白ワイン⇒アルディナ・アリント450

(ポルトガル>ヴィーニョヴェルデ地方 / アリント)

しっかり系白ワイン⇒サン・ヴェラン・ドメーヌ・バロー

(フランス>ブルゴーニュ地方 / シャルドネ)

ロゼワイン⇒ロージャ・ペチョヴィチ・ヴィーニンガー

(オーストリア>ブルゲンラント州 / シラー、サンクトラウレント、ピノ・ノワール)

薄うま系赤ワイン⇒レヴァン・ピルエット・ピノノワール

(赤 / フランス>アルザス地方 / ピノノワール)

濃厚赤ワイン⇒ダミアン・カベルネソーヴィニヨン

(赤 / イタリア>フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州 / メルロー、カベルネソーヴィニヨン)

オレンジワイン⇒ロクタヴァン・ネゴス・シルヴァネール

(オレンジ / フランス>ジュラ地方 / シルヴァネール)

 

 

まずは、

*東江餃子
うちの餃子のポイントは、醬油で食べるのではなく、ワインヴィネガー&胡椒でたべるところです!
あったワインは、

 

一位:薄うま系赤ワイン!!
こちらに一番合ったのは、意外なことにアルザスのピノノワールでした!東江餃子は小ぶりですが、にら&ニンニクが入っており、旨味がぎゅっと詰まった味わい。しかしながら、アフターは軽やかなので、まずボディ感がピノノワールとマッチングしました。またお酢もポイントで、お酢の酸味とピノノワールの愛称がばっちり。冷涼地域ならではのフレッシュンなピノノワールでした。

 

二位:白スパークリング&ロゼ・スパークリング
合わせたのはオーストリアのペットナットです。やはり鉄板ですが、泡が餃子の油をスッキリさせ、ワインのフルーティーな果実味がお肉の旨味を引き立ててくれました!泡飲みたくなるのわかりますね。

 

総評:ロゼワインは合いそうな印象でしたが、餃子単体とはとてもマッチしましたが、 お酢と合わせると酸味が増長し、酸っぱいアフターとなりました。しっかり系白ワインはお肉のうまみと非常に合い、口に入れた瞬間はとてもマッチしたのですが、樽のニュアンスがあわず、最後は口の中に樽感だけ変に残ってしまいました。

白ワインビネガーを多めにするとオレンジワインと一体感があり、皮全体の美味しさがましました。そこで、皮+パクチー+ワインヴィネガーにオレンジワインを合わせたところ、非常にマッチする結果となりました。お肉のうまみとオレンジワインは合わなかったようです。

 

 

 

*やんばる地鶏のよだれ鶏 パクチー添え


こちらのポイントは、黒酢とパクチー、紫玉ねぎの香味の強さに合わせるのがポイントでした!
こちらは…

 

一位:ロゼワイン!!
相性ばっちり合いました!ロゼに含まれるハーブ、スパイスののニュアンス、清涼感がパクチー&紫玉ねぎを引き立てました!また、ボディ感的にも、鶏むね肉の質量とこのロゼワインの質量が同調しました。中華にはロゼワインが合う!という定説がありますが、それを実証してくれた結果となりました。

 

二位:スッキリ系白ワイン!!
色合いからは連想できないですが、以外にもポルトガルの白ワインが合いました。ポルトガルワインのフルーティーな味わいが、鶏肉を包み込み柔らかい印象に。もちろんワインに含まれるハーブ感が白ワインのフルーティーさとマッチしました。

 

三位:ロゼ・スパークリング!!
スパークリングは白もどちらも正直合ったのですが、しいて言えばという形でロゼを挙げました。パクチーのくせ、えぐみを泡でスッキリさせてくれました!

 

総評:ごま油と樽のニュアンスが喧嘩し、合わなかったが、サン・ヴェランの果実味と鶏のボディ感はとても合いました!!

むね肉とソースのみなら赤ワインもあったのですが、ここで効いてきたのがオニオンスライスの辛味でした。通常玉ねぎとの相性が抜群な赤ワインですが、生の物は苦みがアフターに残ってしまいました。

そして、パクチーに合うワイン?って中々連想しづらい部分もあったのですが、こちらはロゼと白ワインに合うということがわかったので、サービスで使え、スタッフも勉強になったと思います。

 

こんな感じで、次回に続きます…☆

 

飲み足りないときや、特別な日に飲み足りないときや、特別な日に

ワイン食堂トランク

2軒目は、
ワイン食堂トランクへ!

ツチトイブキから、徒歩6分

小皿料理から、パスタ、ステーキのガッツリ料理まで
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